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天使になった「マロン」
17日、一頭の天使が空に帰って行きました。

マルチーズ:マロン

遠慮がちで目立たないおばあちゃんでした。


彼女が団体へ来たのは丁度、一年前でした。
飼い主様が他界され2頭の子が残されてしまったのです。

北陸からはるばる大阪にやって来ました。
親戚の方は8歳くらいとおっしゃっていましたが、デンタルチェックからすでに13歳は超えているように見えました。
足のふらつきも酷かったです。

その後すぐに、スタッフが自宅にてお世話をしてくれていました。
里親様を募集していましたが、高齢によりなかなか難しいだろうとご主人様もおっしゃって、家族同然、いや先住犬よりも手をかけて頂いておりました。

スタッフが滋賀入りする為に、初めてマロンは滋賀のシェルターにやって来ました。
到着した日は、春のような日差しの中、ウッドデッキで日光浴も楽しみました。

空を仰ぎながら大きく深呼吸をしていました。
「マロン・・・空気が綺麗で美味しいでしょ!!」
「春になると緑も綺麗よ~いっぱい遊べるよ~」と言っていた矢先でした。

前日、ペットシーツをおもちゃにしてバタバタと遊んでいました。
夕方あげたおやつもほとんど無い歯で、三分の一ほど食べていました。

朝ご飯の時・・・・
マロンは眠っているままで、目を覚ます事はありませんでした。

「マロン・・・よく頑張ったね。」
「一緒に来たピーチにお別れに滋賀にやってきたんやね。」
「ピーチは任せておいて!!」

前日、ケージの入れ替えで、その日初めてピーチとマロンは隣り合わせの部屋になったのです。
偶然と言うか、言葉を話す事は出来ないけれど、一生懸命にマロンはピーチに話しかけていたのでしょう。
「ピーチ、良い子にして頑張って、幸せを掴みや」

マロンはとっても優しいお顔で空に帰って行きました。


嬉しかった事・・・
スタッフであり、ホスト役をしてくれたK家族。
活動をしているので、これ以上は里親として受け入れる事は難しかった。
けど、最後は「うちの子として送りたい」と要望があり、Kマロンとして送り出されました。

ご主人も大阪から「今から行く」とおっしゃって下さいましたが、お気持ちだけを有り難く頂戴しました。
「マロンは天使の羽がはえて、すでにご主人の元へさようならとありがとうを言いに、戻っていますよ」
マロンがこの世で沢山の幸せと人間に笑顔をくれた事を忘れないで居てあげて下さいね。

マロンは幸せでした。

K家族の皆様、本当に有難うございました。
Posted by 2005angels
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